独学 [練習方法]
現在、私は独学です。
独学の良いところは、その一人の先生の意見や考えだけに染まらず、自分でいろいろ試し、自分に合った練習方法をマイペースで勉強できることです。
もちろん、ある程度のところまでは専門の先生につき、勉強したほうがいいと考えてます。
そして、独学と言っても、自分だけの今までの経験のみでは、いきづまるのでは、と思います。そのための「他人の経験」を参考にし、調べて、納得がいけば実践してみるのも、またひとつの勉強方法なのでは、と思ってます。
今はネットという便利なものがあるので、いろんな先生の意見や考え方、弾き方を調べることができ、参考になります。
ネットだけではなく、書籍も参考になります。
私が今現在、参考になったと思った著作は、青柳いづみこ氏の「ピアニストは指先で考える」「ピアニストが見たピアニスト」「翼がはえた指(ピアニスト安川加壽子氏の評伝)」です。
一方で、ロシア流奏法の大野先生のブログhttp://ameblo.jp/chipmop1021/も参考にしていましたが、イスの高さが高い=手首を高くした奏法は、私にとっては、マイナスになった部分もあり(上行系パッセージの類が弾きづらくなった・・・もちろん、高くしたほうが良いところもあるにはあるが・・・)、
また指弾き(指の上下運動を基本とする弾き方)のほうが良いのでは、という部分もありました。
青柳先生は指弾きを認めてます。
つまり、どちらも出来たほうが良い、ということで。
手首の高さについては・・・
私の場合、手首を高くすると、右4が鍵盤にひっついたまま上がらなくなり(上がりづらくなり)、それはかなり弾きにくく、重心移動だけでは、音がかすれたり、鳴らなかったりします。ややもすると、右4が鍵盤にひっつくどころか、鍵盤そのものを下げてしまい、勝手に音を鳴らしてしまうほどまで・・・とにかく下がります。
独学の良いところは、その一人の先生の意見や考えだけに染まらず、自分でいろいろ試し、自分に合った練習方法をマイペースで勉強できることです。
もちろん、ある程度のところまでは専門の先生につき、勉強したほうがいいと考えてます。
そして、独学と言っても、自分だけの今までの経験のみでは、いきづまるのでは、と思います。そのための「他人の経験」を参考にし、調べて、納得がいけば実践してみるのも、またひとつの勉強方法なのでは、と思ってます。
今はネットという便利なものがあるので、いろんな先生の意見や考え方、弾き方を調べることができ、参考になります。
ネットだけではなく、書籍も参考になります。
私が今現在、参考になったと思った著作は、青柳いづみこ氏の「ピアニストは指先で考える」「ピアニストが見たピアニスト」「翼がはえた指(ピアニスト安川加壽子氏の評伝)」です。
一方で、ロシア流奏法の大野先生のブログhttp://ameblo.jp/chipmop1021/も参考にしていましたが、イスの高さが高い=手首を高くした奏法は、私にとっては、マイナスになった部分もあり(上行系パッセージの類が弾きづらくなった・・・もちろん、高くしたほうが良いところもあるにはあるが・・・)、
また指弾き(指の上下運動を基本とする弾き方)のほうが良いのでは、という部分もありました。
青柳先生は指弾きを認めてます。
つまり、どちらも出来たほうが良い、ということで。
手首の高さについては・・・
私の場合、手首を高くすると、右4が鍵盤にひっついたまま上がらなくなり(上がりづらくなり)、それはかなり弾きにくく、重心移動だけでは、音がかすれたり、鳴らなかったりします。ややもすると、右4が鍵盤にひっつくどころか、鍵盤そのものを下げてしまい、勝手に音を鳴らしてしまうほどまで・・・とにかく下がります。
段階を踏んで [練習方法]
私は、これまでの「指の上下運動を基本にした弾き方(もちろん、手首や腕の動きも利用するけど、ピアノを弾く動作の大半は指に行わせている弾き方)」から、「指はできるだけ動かさずに手首や手の甲、肘や腕の動きを基本とした弾き方」に変えている。
では「指の上下運動を基本にした弾き方」は間違っているのか?しないほうがいいのか?というと、練習=訓練の課程の中では「あり」だと私は思う。
まず「音吉君のピアノ物語」http://www.comicpark.net/cat/detail.asp?sitekey=shogakukan&content_id=COMC_ASG00910で話題にした「コインを手の甲にのせて、手首や手の甲が動かないよう=コインを落とさないでハノンを弾く」について。
なぜ、これが必要なのかを改めて書いておこう。
打鍵した瞬間、指に力がかかるが、そのとき、指が支えられないまま、手首や腕の動きを使った弾き方をすれば、蛸の足のように「フニャっ」と指がペッタンコになったり、グシャッと潰れてしまうだろう。
打鍵した瞬間、指がつぶれずに、支えられるようにするために、手っ取り早いのが、手首をあまり動かさず、指のみで弾くことだと思う。
あくまで訓練である。
次に・・・打鍵したら、指を早く鍵盤から離す弾き方をすれば、ある程度、指は早くまわるはずだ。打鍵した瞬間に指が鍵盤から離れれば、早く次の動作に入れるからだ。
そして、早く鍵盤から指を離すことにより、指が打鍵した瞬間に脱力させることを体に覚えさせられる。
たいてい、指で鍵盤を押さえつけようと、余計な力を入れてしまう。その余計な力を入れさせない訓練である。
もちろん、「音吉コイン(笑)」の要領で、手首や手の甲はあまり動かさない。指のみで行う。
打鍵の時に、余計な力を入れさせない、打鍵した瞬間に脱力することを覚えさせる・・・これができたら、手首や手の甲や腕、肘の動きまで利用する弾き方へ持っていくほうが、教わるほうにとって分かりやすいのでは、と思う。
最初から、「打鍵した瞬間は指で支えるけど、すぐに脱力し、手首や腕の動きを利用して指の上下運動は抑え、無駄な動きをさせない弾き方」を求めても、無理なのでは、と。
と言いつつ、つい最近までは、私は「指の上下運動を基本にして、手首や腕の動きを利用する弾き方」をしていた・・・学生時代は「指の上下運動を基本にする弾き方」を教わったし、30代半ばまではその弾き方でも不自由していなかったから。
その30代半ばの時の録音がこちら。
http://www.rock.sannet.ne.jp/kiga2hon-dayo/ongaku.html
指の上下運動を基本にした弾き方=指弾きをしていると、指の付け値(と思い込んでいる)関節や手の甲が痛んだりする。
最近、加齢(老い)のせいか、ヘンなクセがついてしまったためか、右の4がほんとうに上がらなくなってしまった。無理に上げて弾くと、翌日、だるくなり、まったく動かなくなる。しびれも残る、
右4が引きずるような動きになる。
今まで難なく弾けていた単音の速いパッセージの類が、いつの間にか弾きづらく感じるようになり、やがて音がかすれたり、音の粒が揃わなくなってしまった。
そこで、根本的に弾き方を変えることにしたのだ。
今は、指を動かすよりも「手首や甲を動かすような弾き方」にしているが・・・最初は手首の外側=小指側が痛くなった。でも、それはなくなっていき、今度は肘や前腕(外側=小指側)が痛くなり・・・
そして、今日は、二の腕の肘の上から力瘤の外側あたりが痛くなり・・・と、痛くなる箇所が上がっていっている。(でも、嫌な痛みではない、おそらく筋肉痛)
肘もわりと動かすので、二の腕あたりが筋肉痛になっているのかも。
そのかわり、肘を動かすようになり、手首の痛みはなくなった気がする・・・
手首と連動させて、肘や前腕も動かしている分、手首に負担がかからなくなったのかもしれない。
「今まで、こんなところ痛くなったことないのに」という箇所が痛くなったということは、今まで使っていなかったからだろうということで・・・
そういったところが使えているということは、ある意味、良いことなのかな?、と思ったり・・・
腕の軸は背筋にあるというので・・・もっと背筋を意識してみれば(背筋も使えるようになれば)、二の腕の負担も軽くなるのかもしれない。
全体の負担を分散し、軽くしていくことによって、加齢による衰え、後退を防げるかなと、思っているのだが・・・さてさて、どうなることやら・・・
やはり指をあまり動かさない弾き方(鍵盤に指がひっついたまま、というくらい、指を上げない弾き方)は、よほど手首や腕や肘をうまく使わないと、粒がそろわないし、転がるし、ミスタッチ(となりの鍵盤をひっかけたり・・・)も多くなる。
「指弾き」ができるのであれば、そのほうが手っ取り早い、と思ってしまう。が、今の私は指弾きを続けても、後退するばかり。無理をすれば、手も傷める。
そして、若いときは4時間くらいの練習はどうってことなかったが、今はできない。手がだるくなる。翌日も引きずる。疲れがとれない。回復が遅い。
耐性がガクンと衰えた。加齢による手の故障も(女性の場合は特に)多くなるだろう。
とりあえず、ゆっくり練習・・・
もしも「音吉君パート2(老いた音吉君)」を考えるとしたら、こういったことがネタにできるだろうけれど、衰えた音吉君なんて~(笑)
では「指の上下運動を基本にした弾き方」は間違っているのか?しないほうがいいのか?というと、練習=訓練の課程の中では「あり」だと私は思う。
まず「音吉君のピアノ物語」http://www.comicpark.net/cat/detail.asp?sitekey=shogakukan&content_id=COMC_ASG00910で話題にした「コインを手の甲にのせて、手首や手の甲が動かないよう=コインを落とさないでハノンを弾く」について。
なぜ、これが必要なのかを改めて書いておこう。
打鍵した瞬間、指に力がかかるが、そのとき、指が支えられないまま、手首や腕の動きを使った弾き方をすれば、蛸の足のように「フニャっ」と指がペッタンコになったり、グシャッと潰れてしまうだろう。
打鍵した瞬間、指がつぶれずに、支えられるようにするために、手っ取り早いのが、手首をあまり動かさず、指のみで弾くことだと思う。
あくまで訓練である。
次に・・・打鍵したら、指を早く鍵盤から離す弾き方をすれば、ある程度、指は早くまわるはずだ。打鍵した瞬間に指が鍵盤から離れれば、早く次の動作に入れるからだ。
そして、早く鍵盤から指を離すことにより、指が打鍵した瞬間に脱力させることを体に覚えさせられる。
たいてい、指で鍵盤を押さえつけようと、余計な力を入れてしまう。その余計な力を入れさせない訓練である。
もちろん、「音吉コイン(笑)」の要領で、手首や手の甲はあまり動かさない。指のみで行う。
打鍵の時に、余計な力を入れさせない、打鍵した瞬間に脱力することを覚えさせる・・・これができたら、手首や手の甲や腕、肘の動きまで利用する弾き方へ持っていくほうが、教わるほうにとって分かりやすいのでは、と思う。
最初から、「打鍵した瞬間は指で支えるけど、すぐに脱力し、手首や腕の動きを利用して指の上下運動は抑え、無駄な動きをさせない弾き方」を求めても、無理なのでは、と。
と言いつつ、つい最近までは、私は「指の上下運動を基本にして、手首や腕の動きを利用する弾き方」をしていた・・・学生時代は「指の上下運動を基本にする弾き方」を教わったし、30代半ばまではその弾き方でも不自由していなかったから。
その30代半ばの時の録音がこちら。
http://www.rock.sannet.ne.jp/kiga2hon-dayo/ongaku.html
指の上下運動を基本にした弾き方=指弾きをしていると、指の付け値(と思い込んでいる)関節や手の甲が痛んだりする。
最近、加齢(老い)のせいか、ヘンなクセがついてしまったためか、右の4がほんとうに上がらなくなってしまった。無理に上げて弾くと、翌日、だるくなり、まったく動かなくなる。しびれも残る、
右4が引きずるような動きになる。
今まで難なく弾けていた単音の速いパッセージの類が、いつの間にか弾きづらく感じるようになり、やがて音がかすれたり、音の粒が揃わなくなってしまった。
そこで、根本的に弾き方を変えることにしたのだ。
今は、指を動かすよりも「手首や甲を動かすような弾き方」にしているが・・・最初は手首の外側=小指側が痛くなった。でも、それはなくなっていき、今度は肘や前腕(外側=小指側)が痛くなり・・・
そして、今日は、二の腕の肘の上から力瘤の外側あたりが痛くなり・・・と、痛くなる箇所が上がっていっている。(でも、嫌な痛みではない、おそらく筋肉痛)
肘もわりと動かすので、二の腕あたりが筋肉痛になっているのかも。
そのかわり、肘を動かすようになり、手首の痛みはなくなった気がする・・・
手首と連動させて、肘や前腕も動かしている分、手首に負担がかからなくなったのかもしれない。
「今まで、こんなところ痛くなったことないのに」という箇所が痛くなったということは、今まで使っていなかったからだろうということで・・・
そういったところが使えているということは、ある意味、良いことなのかな?、と思ったり・・・
腕の軸は背筋にあるというので・・・もっと背筋を意識してみれば(背筋も使えるようになれば)、二の腕の負担も軽くなるのかもしれない。
全体の負担を分散し、軽くしていくことによって、加齢による衰え、後退を防げるかなと、思っているのだが・・・さてさて、どうなることやら・・・
やはり指をあまり動かさない弾き方(鍵盤に指がひっついたまま、というくらい、指を上げない弾き方)は、よほど手首や腕や肘をうまく使わないと、粒がそろわないし、転がるし、ミスタッチ(となりの鍵盤をひっかけたり・・・)も多くなる。
「指弾き」ができるのであれば、そのほうが手っ取り早い、と思ってしまう。が、今の私は指弾きを続けても、後退するばかり。無理をすれば、手も傷める。
そして、若いときは4時間くらいの練習はどうってことなかったが、今はできない。手がだるくなる。翌日も引きずる。疲れがとれない。回復が遅い。
耐性がガクンと衰えた。加齢による手の故障も(女性の場合は特に)多くなるだろう。
とりあえず、ゆっくり練習・・・
もしも「音吉君パート2(老いた音吉君)」を考えるとしたら、こういったことがネタにできるだろうけれど、衰えた音吉君なんて~(笑)
2012-05-23 21:44
コメント(0)
スタインウエイ [練習方法]
いつも練習している家のピアノとは違うピアノで弾いてみるって、いい勉強になりますよね^^
先日、スタインウエイを弾いてきたけれど、家のピアノと較べて、鍵盤は浅く軽く感じ、まるで指のコントロールがききませんでした。
そして、「こんなところでミスするのか・・・」「ここ、指がすべる」ってなところがあったりします。
家で弾くピアノでは気づかない弱点が見えてきたり、弾けているつもりで本当は弾けてないところが分かったり・・・
いつもと違うピアノ・・・さらに、これに「本番の緊張」が加われば、練習と同じに行くわけがありません。
なので、せめて家のとはちがうピアノに触って、弱点を知り、練習に活かします。
これも、貴重なひとつの「練習方法」ですよね。
先日、スタインウエイを弾いてきたけれど、家のピアノと較べて、鍵盤は浅く軽く感じ、まるで指のコントロールがききませんでした。
そして、「こんなところでミスするのか・・・」「ここ、指がすべる」ってなところがあったりします。
家で弾くピアノでは気づかない弱点が見えてきたり、弾けているつもりで本当は弾けてないところが分かったり・・・
いつもと違うピアノ・・・さらに、これに「本番の緊張」が加われば、練習と同じに行くわけがありません。
なので、せめて家のとはちがうピアノに触って、弱点を知り、練習に活かします。
これも、貴重なひとつの「練習方法」ですよね。
2010-11-08 22:49
コメント(0)
ピアノの練習について [練習方法]
現在の私は、機械的な練習曲(ハノンなど)はやってません。
ハノンなんかに時間を割くことができない大人の方も多いのでは、と思います。
私も、ピアノの前に座れば、まずは、人前で演奏するに値する曲=普通の曲を弾きます。指慣らしのための練習はしません。(ピアノの練習の順番として、普通はハノン=指慣らしをまずやるだろう)
指慣らしをしないで、いきなり弾くわけだけど・・・もちろん、うまくいかない場合が多い。けど、それが自分の実力なのだと考えてます。
つまり、一番ダメな状態を知っておいたほうがいいということで・・・どこでミスしやすいか、どこが弾きにくいと感じるか、不安に感じたか、弱点が分かりやすい気がするのです。
そうそう、病気などで練習を休み、練習を再開したとき、弾けなくなっているところや弾きづらいと感じたところ、思わぬミスしたところも弱点なのだ、と。
以前は弾けていたけど、ちょっと休むと弾けなくなるところ・・・こういったところは、おそらく本番、緊張した中で弾けば、失敗する可能性が高い気がします。
ある程度、指慣らしをしてしまえば、ある程度、調子よく弾けるのは当たり前で・・・ある程度、調子よく弾けると、【弾けたぞ♪】と思うわけだけど・・・また次の日、指慣らしをしない状態で弾いてみて、もしも弾けてなかったら(または弾きづらいと感じた)、それは本当はまだモノになっていないということなのかもしれない、などと考えてます。
ということで、「指の基礎訓練、ハノンについて」
私は高校以降、ハノンはやっていません。ハノンやる暇があれば、まだエチュードの譜読みをしたほうが、譜読みの勉強になる・・・ということで。
ただし、ハノンは、機械的な指の体操、基礎なので、ある程度のクラスまでは絶対にやったほうがいいとは思ってます。
ハノンとは「曲とはいえない機械的なもの」なので、音楽性はまったくない分、アラが見つけやすい。ごまかしもきかない・・・なので基礎訓練としてはいい教材だと思います、
けど、ある程度の上のクラスになれば、ハノンの必要性を感じません。
指の訓練になる難曲はたくさんあるし、ハノンをやる暇があったら、そういう曲を譜読みし、弾けるようになったほうがいいと考えてます。(ハノンを演奏プログラムに入れて、人前で演奏することは絶対にないからだ)
そして、上に書いたとおり、「弱点を見つける」には、指慣らしをしない状態で、弾いたほうがいいのでは、と。
ハノンをやらない理由は、以上の通りです。
ただし、指の訓練になることは確かなので、大人の方は、自分で考えて、自分に合った練習方法を行えばいいと思ってます。
ま、これは私個人の考え方ということで・・・
ちなみに、辻井伸行さんの先生・川上昌裕さんの考えはこちらです→http://www.masahiro-kawakami.com/blog/index.php?e=537
いろんな考え方があると思うので、こうしたコミュ、交流を通して、いろんな人の考え方が参考になればいいなと思います。
ハノンなんかに時間を割くことができない大人の方も多いのでは、と思います。
私も、ピアノの前に座れば、まずは、人前で演奏するに値する曲=普通の曲を弾きます。指慣らしのための練習はしません。(ピアノの練習の順番として、普通はハノン=指慣らしをまずやるだろう)
指慣らしをしないで、いきなり弾くわけだけど・・・もちろん、うまくいかない場合が多い。けど、それが自分の実力なのだと考えてます。
つまり、一番ダメな状態を知っておいたほうがいいということで・・・どこでミスしやすいか、どこが弾きにくいと感じるか、不安に感じたか、弱点が分かりやすい気がするのです。
そうそう、病気などで練習を休み、練習を再開したとき、弾けなくなっているところや弾きづらいと感じたところ、思わぬミスしたところも弱点なのだ、と。
以前は弾けていたけど、ちょっと休むと弾けなくなるところ・・・こういったところは、おそらく本番、緊張した中で弾けば、失敗する可能性が高い気がします。
ある程度、指慣らしをしてしまえば、ある程度、調子よく弾けるのは当たり前で・・・ある程度、調子よく弾けると、【弾けたぞ♪】と思うわけだけど・・・また次の日、指慣らしをしない状態で弾いてみて、もしも弾けてなかったら(または弾きづらいと感じた)、それは本当はまだモノになっていないということなのかもしれない、などと考えてます。
ということで、「指の基礎訓練、ハノンについて」
私は高校以降、ハノンはやっていません。ハノンやる暇があれば、まだエチュードの譜読みをしたほうが、譜読みの勉強になる・・・ということで。
ただし、ハノンは、機械的な指の体操、基礎なので、ある程度のクラスまでは絶対にやったほうがいいとは思ってます。
ハノンとは「曲とはいえない機械的なもの」なので、音楽性はまったくない分、アラが見つけやすい。ごまかしもきかない・・・なので基礎訓練としてはいい教材だと思います、
けど、ある程度の上のクラスになれば、ハノンの必要性を感じません。
指の訓練になる難曲はたくさんあるし、ハノンをやる暇があったら、そういう曲を譜読みし、弾けるようになったほうがいいと考えてます。(ハノンを演奏プログラムに入れて、人前で演奏することは絶対にないからだ)
そして、上に書いたとおり、「弱点を見つける」には、指慣らしをしない状態で、弾いたほうがいいのでは、と。
ハノンをやらない理由は、以上の通りです。
ただし、指の訓練になることは確かなので、大人の方は、自分で考えて、自分に合った練習方法を行えばいいと思ってます。
ま、これは私個人の考え方ということで・・・
ちなみに、辻井伸行さんの先生・川上昌裕さんの考えはこちらです→http://www.masahiro-kawakami.com/blog/index.php?e=537
いろんな考え方があると思うので、こうしたコミュ、交流を通して、いろんな人の考え方が参考になればいいなと思います。
2010-11-08 09:49
コメント(0)